第40回日本高次脳機能障害学会学術総会

会長挨拶

 第40回日本高次脳機能障害学会を2016年11月11日(金曜日)と12日(土曜日)に開催いたします。場所は長野県松本市のキッセイ文化ホールと隣の松本市総合体育館です。高校時代の同級生である原寛美先生に相談し副会長を引き受けていただき、松本市で開催することにいたしました。松本市は北アルプスや美ヶ原に囲まれた松本盆地の中心に位置します。東京からはあずさ、名古屋や長野からしなのでぜひお越しください。その頃の信濃路は、山からふもとに紅葉がおりてきてたいへん美しいです。過ごしやすく、コートなどは要りません。会場近くにある浅間温泉をはじめ温泉はたくさんありますので、宿泊にご利用ください。きのこ鍋などおいしい食事も待っています。
 さて肝心の学術総会についてですが、テーマは「思考のジャンプ」としました。患者さんの示す症状でも心理実験や脳の賦活実験の結果でも見出した事柄がそれまで未発見のものであったとしても、それだけでは多くの人の興味は惹かないでしょう。「ある仮説が正しければ、この見出したことはある意味で当然の帰結である」と思考をジャンプさせることができれば、この仮説は正しいはずと論理を進めることができます。この思考のジャンプがどうしたら可能なのかを、この学会でぜひお考えいただければと思います。それには専門領域の勉強だけでなく、関連のある周辺の領域の先達から学ぶことが必要であると思います。生物学の本川達雄先生、科学哲学の戸田山和久先生、精神分析の藤山直樹先生をお招きして講演をしていただきます。脳画像等新しい手法を用いて、また古典的症例の今日的意味を考えることで、思考をジャンプさせることができないかと思いシンポジウムを企画しました。
 この領域の学問の進歩を聞くことができる教育講演も行います。さらにエクスパートに聞くという新しいセッションを設けました。この学会では今まで講演をお聞きすることが少なかった各方面のエクスパートの方に、臨床でのご経験、ご自身の研究の歩みなどを語っていただきます。
 しかし何と言ってもこの学会を盛り上げていただくのは、会員の方々の口演・ポスター発表とそれについての討論です。松本総合体育館が広いので、ポスターセッションを充実させたいと思っています。募集開始などはこのホームページを注意して御覧ください。
 今松本市は小澤征爾氏のサイトウ・キネン・フェスティバルでの上演のアルバムがグラミー賞を受賞したというニュースで沸き立っています。秋にぜひ楽都・学都・岳都の松本でお会いしましょう。お待ちしています。

第40回日本高次脳機能障害学会学術総会 会長
武田 克彦(文京認知神経科学研究所 所長)

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